掲示板やメールで皆さんから寄せられた色んな質問と回答をまとめました。これからもどんどん追加していきますので、ここに無い質問があれば、遠慮なく尋ねて下さいね。
エネマグラを挿入して感じてくると心拍数が上昇しますが大丈夫でしょうか？またドライに近づいたのでしょうか？
感じません： 前立腺を刺激しても、会陰部を押さえても、エナジーの呼吸と骨盤底筋の締付をしても全然感じませんという質問を良く受けます。 ドライオーガズムは女性のオーガズムに似ていると良く言われますが、前戯が必要なところも似ています。ペニスにように触ればすぐに感じて勃起するという単純な快感ではないのです。 だからあらかじめ性的興奮を高めておくことが大切です。私はこれからすると思っただけで高まってしまいますが、そうでない方はあなたなりの方法で興奮を高めて下さい。 ペニスを刺激してもいいし、乳房、乳首、腹部、太腿あるいは下腹部を刺激してもいいです。もちろんアヌスに触れるのもいいですね。 あなたが女装マニアや露出狂ならそれももちろん大切です。 もし幸いにもパートナーに刺激してもらうことができるのなら、ぜひ目を見詰め合って刺激してもらいましょう。そうすると自然に呼吸も合ってくるのですよ。
これはドライでしょうか？： 結構気持ちよかったけど、あれは果たしてドライオーガズムだったのかという質問を良く受けます。男性の場合、普通のオーガズムは射精を伴うので、射精すれば「イッタ」ことがはっきり分かりますが、女性の場合はＳＥＸをしても「イッタ」のかどうかは自分でも分からないことが多いのです。「ドライオーガズムとは？」のページには、「女性の場合には通常、膣や下肢の痙攣を伴います。強烈なオーガズムの場合には咆哮しながらの全身の硬直や痙攣が起きることもあります」と書きましたが、そんな経験を一度もしたことのない女性も多いと聞きます。言い方を変えれば、オーガズムかそうでないかを明確に区別することは出来ないし、その必要もないのです。でも目標が無いと努力もしにくいと思うので、私は「全身の硬直や痙攣が少なくとも２，３秒続く」というのを目処にしています。というのは、一瞬体がブルッと震える位の快感と、全身の硬直や痙攣が少なくとも２，３秒続く程の快感とでは、快感の度合いが相当（１０倍以上）違うと思うからです。ですから、射精せずに全身の硬直や痙攣が少なくとも２，３秒続けば、自信を持ってドライを達成したと言って良いと思います。
毎日してもいいのでしょうか？： 全く問題ありません。オナニーでされる方が多いと思いますが、ドライオーガズムだとオナニーで射精した後の喪失感や嫌悪感も無いし、逆にエネルギーが満ち溢れる感じがします。私 は会陰部オナニーで毎朝ベッドの中で１０回、シャワーを浴びながらまた１０回と、合計２０回もオーガズムに達してから仕事に出かけます。夜も毎晩のようにディルドかエネマグラで前立腺オナニーをしていますよ。
射精してしまうのですが・・・： 男性は少年期からペニスを刺激して射精するというオナニーを毎日のようにしているし、またＳＥＸの際も射精しないと終わりではないと信じています。これには相手の女性にも責任があって、射精しなければ満足しなかったのではと思ってしまうのです。このようなことから、男性の神経回路には｛快感→射精｝というパターンが出来てしまっており、快感を得たのに射精しないというのは大変難しいことなのです。私も最初はエネマグラで感じると最後には射精していました。だから射精してしまうのはあまり気にする必要はありません。でも射精してしまうとその先のもっと凄いオーガズムに至りません。射精しないようにする秘訣は、
ペニスには決して触れない
感じようとしない。快感を求めない
呼吸とアヌス感覚に気持ちを集中する（前立腺感覚の分かる方は、もちろん前立腺にも）
の３つです。感じようとしないというのは変だと思われるかもしれませんが、ドライオーガズムの快感は今まで長年経験してきたペニスの射精快感とは随分違うものなので、快感を求めてしまうと却って違う方向に行ってしまうからです。アヌスや前立腺に気持ちを集中していると、今まで知らなかった凄まじいオーガズムが向こうからやってくるのですよ。
骨盤底筋の締め方が分かりません： 厳密には骨盤底筋群と言い、英語ではPubococcygeus muscleというので略してＰＣ筋ともいいますが、「群」という名の通り骨盤の底にあって骨盤内にある臓器(膀胱・尿道・膣・子宮・直腸)を支え排尿や排便をコントロール し、またオーガズムの際に収縮する一連の筋肉群の総称です。
ただ、骨盤底筋群の中で随意筋（自分の意思で締めたり緩めたりできる）は排尿をコントロールする尿道括約筋と排便をコントロールする外肛門括約筋しかありません（女性にはさらに膣括約筋があります！）。このうち外肛門括約筋は排便やオナラを我慢するときに無意識に使っているので、少しの練習で自由に動かせるようになりますが、尿道括約筋は普段あまり使いませんので人によってはこの制御が難しい方もおられます。
妊娠、出産を経験した女性は骨盤底筋群が弱くなって、尿失禁を起こすことがあるので、その為にケーゲル博士が考案したのが骨盤底筋群を鍛える体操ですが、骨盤底筋 群を鍛えることにより女性だけでなく男性もより深い強いオーガズムが得られることが知られています。そしてドライオーガズムを習得するにも大変役に立ちます。詳しくは、例えばこのサイトを見ていただきたいのですが、要はおしっこを途中で止める 要領です。
どの筋肉かが分かれば日常生活の中でいつでも骨盤底筋群（意識するのは尿道括約筋と外肛門括約筋）を締め付ける練習ができます。オフィスに座って居る時、電車の中でつり皮に掴まっている時など、いつでもどこでもできるのでぜひ励んでください。
尿道括約筋と外肛門括約筋の二つを完全に別々に動かすのは至難の業だと思いますが、どちらかに重点を置いて締め付けるのは少し練習すればできるようになりますし、よりドライオーガズムに達しやすくなる気がします。私の経験ではエネマグラを動かすときはできるだけ外肛門括約筋を使い、尿道括約筋はなるべくリラックスさせた方が良いみたいです。１／３締め付けで我慢できなくなった時に、一気に尿道括約筋も締めてしまうのです。エナジーのときは逆に外肛門括約筋はリラックスさせておいて、尿道括約筋を締めるのが良さそうです。でもあまりこれは気にする必要はなく、両方まとめて締めたり緩めたりしても全く問題ありません。別々に動かす練習をしたい方は、例えば排便時に排尿を我慢してみてください。意外に難しいですよ。
また私の経験ですが、エクササイズ用の器具 Ab Rocker が骨盤底筋群を鍛えるのに効果があります。詳しくは、「骨盤底筋を鍛える」をどうぞ。
このサイトの読者の方なら、アヌスに指を挿入して練習するのが楽しいかもしれませんね。エネマグラによる前立腺刺激のページにアナルマッサージと肛門括約筋を動かす練習を詳しく書いてますので参考にしてくださいね。
尚、たまに太腿の付け根が痛くなったという方がおられますが、違うところに力が入っている為です。太腿の内側には力を入れずに、もっと奥や後に力を入れてみましょう。
最後に、骨盤底筋を鍛えると言うと筋力アップが大事だと思われがちですがそうではありません。大切なのは自由に締めたり緩めたりできること。できれば尿道括約筋と外肛門括約筋を別々にキュッと締められるようになることです。そんなに力を込めて締め付ける必要はありませんよ。
マルチプル・オーガズムとは？： ドライオーガズムと同じ意味です。射精してしまうと、しばらくは次のオーガズム（射精）に達することはできませんが、ドライオーガズムだとすぐにでも何度も何度もくりかえしオーガズムに達することができるのです。英語ではドライオーガズムと言うよりはメール（男性の）マルチプル・オーガズムという言い方をよくします。
メソッドによる感じ方の違い： どのメソッドがどれ位感じるのでしょうという質問を良く戴きます。それぞれ感じ方が違うので単純比較は出来ませんが、以下のように幾つかの項目に分けて考えてみました。まず絶頂の度合いとして、感じる所、声の出かた、硬直痙攣の度合いがあると思います。感じる所は射精オナニーではペニスだけなので、それを基準の１点として、腰全体が感じる場合には５点、全身で感じる場合は１０点とします。声の出かたは、ウット呻く程度を１点として、叫び声が出るほど感じるのであれば５点、咆哮せずにはいられない場合には１０点とします。硬直痙攣については、殆ど無い射精の場合を１点とし、全身が中程度に硬直や痙攣する場合は４点、全身が強く硬直や痙攣する場合は７点とします。そしてエナジーの場合のように全身が凄まじく痙攣する場合には１０点とします。さらに絶頂が持続する時間を考慮しました。私の射精の場合は２−３秒です。メソッドによって５秒以上からエナジーのように１分以上続くものまであります。そして、最後に絶頂の度合いの三項目の点数を合計し、それに持続時間を掛けて総合点としました。
最も凄いのは予想通り狂乱のエナジーオナニーでした。続いて前立腺を責められる場合とエネマグラ、そして前立腺オナニーと会陰部オナニーが続きます。もちろんこれは私の場合です。皆さんの感じ方はどうでしょう？掲示板にぜひレポートしてくださいね！
メソッド 絶頂の度合い
絶頂持続時間 総合点 (*) 感じる所 声の出かた 硬直痙攣 射精オナニー 1 (ペニス） 1 （ウッと呻く） 1（殆ど無い） 2-3 秒 6-9 前立腺オナニー（指、ディルド） 5（腰全体） 5 （叫び声） 4（全身・中程度） 10-20秒 140-280 前立腺責め（指、ディルド） 5（腰全体） 5 （叫び声） 7（全身・強） 10-20秒 170-340 エネマグラ 5（腰全体） 5 （叫び声） 7（全身・強） 10-20秒 170-340 会陰部オナニー 5（腰全体） 5 （叫び声） 4（全身・中） 10-20秒 140-280 エナジーオナニー 10（全身） 10 （咆哮） 10（全身・最強） 60秒〜 1800 浣腸オナニー 5（腰全体） 10 （咆哮） 4（全身・中） 5秒〜 95- アヌスオナニー 5（腰全体） 5 （叫び声） 4（全身・中） 5秒〜 70- アナル責め（アナルボール） 5（腰全体） 5 （叫び声） 4（全身・中） 5秒〜 70- 睾丸オナニー 5（腰全体） 5 （叫び声） 4（全身・中） 5秒〜 70- ペニスオナニー（ドライ） 5（腰全体） 10 （咆哮） 4（全身・中） 5秒〜 95- 総合点 (*) = (感じる所 + 声 + 硬直、痙攣) X 持続時間
前立腺の位置が分かりません： エネマグラですぐに前立腺感覚を掴める方は稀です。私などは最初お医者様に前立腺刺激でイカされ、その後、ガラスディルドでもイケるようになってから試したのにも関わらず、エネマグラでドライオーガズムに至るまでにはかなりの時間がかかりました。
前立腺感覚を掴むためには専門家の指でしてもらうのが一番。次が自分でＧスポット用ディルドを使うこと、その次が自分の指、最後がエネマグラでしょうか。専門家にしてもらう機会はなかなか無いと思います。風俗嬢がどの程度前立腺の位置をきちんと知っているかは分かりません。ただ、ある程度年配の男性は人間ドックなどで前立腺検診をしてもらうことができますので、ぜひお願いして前立腺の位置や感覚を掴まれたら良いと思います。
現実的にもっとも簡単なのはＧスポット用ディルドを使って自分で探索することですね。指やディルドによる前立腺刺激に詳しく方法を書いていますので、ぜひ良く読んで試してください。
どうしても位置が分からない場合は、 それらしき場所を少し強めに指で押さえ、指を動かさずに何回か深呼吸をしてみましょう。こうすると前立腺が呼吸に合わせて位置を変えるので微妙な圧力の変化が生じます。 そしてこのとき、他の腸壁とは明らかに違った感覚を覚えるはずです（Randon)。
ジェル、ローションはどんなものを使えばいいのでしょう？： 私の大好きなＫＹウォーミング・ゼリーは現在日本では入手できないようです。基本的にどんなものでも良いですが、ディルドやエネマグラには粘性の高いものを使うのが良いと思います。ワセリンやベビーオイル等もいいですね。バスルームでするならリンスを使ってもいいし、シャンプーなら直腸を刺激するので、浣腸のお好きな方には一石二鳥です。
エネマグラを挿入して感じてくると心拍数が上昇しますが大丈夫でしょうか？またドライに近づいたのでしょうか？： ｛注意｝心臓に持病のある方はお医者様に相談してください。SEXの腹上死と同じことになりかねません。心臓に異常の無い方は大丈夫です。アヌスに異物を入れたり、また前立腺を刺激されたりという、今まで経験したことのないことをしているわけですから、興奮して心拍数が上昇するのは当然です。慣れてくれば心拍数の上昇はなくなります。 従って、心拍数が上昇したからといって、ドライオーガズムに近づいたわけではありません。
エネマグラ（指、ディルド）を挿入するとペニスが快感のため勃起しますが、ドライに近づいたのでしょうか？： アヌスは性感帯なので アナルSEXの経験の無い方でもアヌスを刺激されると快感を感じて通常ペニスは勃起します。まして、アヌスに異物を挿入される感覚は異常な快感ですから、ペニスが勃起するのは仕方ありません。 普通、アヌスに異物を挿入すると多少は前立腺も刺激されるのですが、前立腺感覚はなかなか分かりにくいので多くの場合はペニス快感しか感じず、それでは残念ながらドライオーガズムに近づいたわけではありません。 的確に前立腺を刺激してその不思議な快感を感じて初めてドライオーガズムに近づくことができます。
感じてきて思いっきりアヌスを締め付けるとエネマグラが抜けてしまいます： 締め付けたつもりが抜けてしまうのはよくある失敗です。原因は締め付けているつもりで実はアヌスを開いてエネマグラを押し出してしまっているのです。エネマグラの頁に 詳しく書いていますが、エネマグラの代わりに指を挿入して肛門括約筋をどう動かせばアヌスが締まって指或いはエネマグラを引きずり込めるか、逆にどうすれば押し出せるかを体得してください。
局部から息を吸うのができない： これは自律神経呼吸法でもあるのですが、いきなり局部からが難しい方は手で練習しましょう。ゆったりと椅子に座り、左手を広げて手のひらを手前に向け、右手は人差し指だけを伸ばして握り、人差し指を左手のひらの中央に向けます。人差し指の先から手のひらまでの間隔は２センチ位から始めましょう。
目を瞑り、ゆっくりと鼻から息を吸います。無理に一杯吸う必要はありません。次に非常にゆっくりと鼻から息を吐きますが、その時に、人差し指の先からまるで水鉄砲のように息が噴き出すところを想像しながら吐くのです。つまり人差し指から息を吐くのです。息を吐きながらゆっくりと人差し指を左右、上下に動かしてみてください。左の手のひらにかすかですが空気があたるのがわかるはずです。難しければ指を１センチくらいまで近づけてやってみてください。慣れると５センチほど離しても感じますよ。
次に両手のひらを５センチ程の間隔をあけて口の前あたりに向かい合わせにします。そして今度は手のひらの中央から息を吸ってみてください。上と同じように鼻から吸うのですが、手のひらの中央から空気が入ることを想像するのです。そしてゆっくりと、鼻から息を吐きながら、手のひらの中央から息を吐き出します。しばらく繰り返すと、手のひらの中央から空気が出たり入ったりするのを感じるようになります。
ここまでできれば局部から吸うのもきっとできますよ！